ジャンニスキッキ

さて、12/21のジャンニスキッキ、7日に稽古合流致しました。

本当に熱い(厚い)キャスト陣の中で、ソリストとしてははじめて舞台にのる自分がどうやって底上げしていくか、ということは大きな課題です。
それこそ当日は、緊張し過ぎて気持ち悪くなってしまった位で、意を決して稽古場に入りました。
殆どのキャストさん達が、昨年の「こうもり」でお世話になった方ばかりで、藤原歌劇団の皆さま。
隣で唄わせていただいてるのが嘘のようです。

初日稽古終わってみて、なんだか込み上げて来た想いがあったので、ツラツラと書き綴っておこうと思います。


僕は国立音大で主に声楽の勉強をしておりましたが、高校時代より指揮者を目指しておりました。
大学に歌で入ったのは、高校三年の時に見た、映画版《トスカ》に於けるルッジェーロ・ライモンディに憧れを抱き、相談した周りの演奏家達の
「オペラをやりたいのならうたえないと」という言葉があってのことです。

しかし、僕自身は指揮科出身の指揮者達へのコンプレックスもあり、歌を学んだことへの誇りは薄かったように思います。

(それでも、歌を通じて、師匠である松井マエストロと数々の宗教曲と出会い高めてこれたのは、僕にとって大きな経験であり指揮者としての誇りです)


そんな中での今回のジャンニ。
ご依頼いただいた時は、正直、とっても迷いました。
僕では力不足、という想いもありましたし、でも、今だからこそ、という想いもありました。何より、一番迷ったのは、指揮者吉田拓人がソリスト?という点でした。


結局のところ、お話をいただけたことに大きく感謝して、何とか挑戦してみよう、と腹を括ってお受けしました。

前置きが長くなってしまいましたが、稽古参加初日、ただただ感激の三時間でした。

指揮者は普段、音を出しません。
演奏家達が演奏しやすいように、そしてより良い音楽に整えさせていただくために、音を引き出すのが仕事です。

勿論、今まで幾度となく合唱団としてエキストラとして演奏してきましたが、プレッシャー、集中力、指揮者や他の演奏家達とのコンタクト、何もかもが想像を遥かに超えた次元で行き交う空間。

僕自身、職業には必ず「演奏家」ないし「指揮者」と書かせていただいてますが、7日の稽古で思ったことは

演奏家ってすごい

でした。

はじめて、あの時の「オペラやりたいんなら歌えなきゃ」という大先輩方の言葉の意味がわかったような気がします。

そして何よりはじめて、唄出身であることを誇りに思えました。



初日はとにかく必死必死で終わってしまいましたが、次は明後日。
もっといい仕事ができるよう、そして素晴らしいステージになるよう、全力で挑みたいと思います!
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Profile

吉田拓人

Author:吉田拓人
吉田拓人
指揮者、声楽家。
東京都立青山高等学校を経て、国立音楽大学声楽専修卒業。指揮者コースにて学ぶ。
オーケストラアンサンブル金沢指揮者講習会にて井上道義氏に学び、優秀者コンサートに出演。
蝶々夫人、こうもり、カルメン、フィガロの結婚、ドンジョヴアンニ、魔笛等オペラにおいて様々な公演で副指揮、音楽スタッフとして活躍中。
また、指導者として、合唱、吹奏楽、ブラスバンド等多ジャンルで活動している。

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